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ダイバージョナルセラピーフォーラム

5月18日、福岡は天神で、弊社が全社を挙げて取り組んでいる「ダイバージョナルセラピー」のフォーラムに参加する研修が開催されました。

フォーラムには介護部門から24名が参加、理事である社長、常務も来られ、バスをチャーターしての移動となりました。

最近はイベントや会議等で他施設のスタッフとの関わりも増え、こうやってバスの移動中も、良い情報交換の場となりました。

東は静岡、南は沖縄から、約100席用意された会場はほぼ満席。ダイバージョナルセラピーの思想・方針が加速度的に広まっているのを感じました。

また、会場後方には、新しい技術が取り込まれた福祉用具等が展示され、参加者の興味を引いていました。

弊社からは、我がのんびり村米川の杉山施設長が、日頃のダイバージョナルセラピーの思想に基づいた取り組みを発表。地域密着型施設として、地域の方々とのかけがえの無い繋がりを、日々の散歩や行事への参加と絡めて説明しました。

のんびり村米川は、ダイバージョナルセラピーの視点から見ても、大変特別で、恵まれた環境にあると思います。米川の町の一員として、地域に根付いた取り組みが可能です。今よりももっと、利用者様と社会の繋がりを重んじ、行事への参加やイベントの開催を企画して行きます。

重度の認知症の方でも、幸せを感じる事のできる施設を目指したいと思います。

個人的に、本日のフォーラムで一番心に残った言葉。

「記憶には残らなくても、感情は残る」

忘れてはならない、常に意識していたい言葉だと感じました。ダイバージョナルセラピーの基本的な考え方は、ある程度理解していたつもりでいましたが、本日、改めてその重要性と、自分自身の今後の介護に対する取り組み方の指針を明確にする事ができました。