絆
毎朝の散歩が気持ちのいい季節になってきました。「暑いからいかん」と拒否されていた利用者様も、だんだん参加される事が増えてきました。
さて、散歩コースの中に、のんびり村のすぐそばにある郵便局での団欒、というのがあります。局長さんが「いつでも遊びに来て下さいね」と言って下さってから、「あの局長さんに会いに行く!」と言われる利用者様もおられ、郵便局での地域の方々とのふれあいも利用者様にとって大切な時間となってきました。
そして、今日、ある利用者様が局員のお姉さんとなにやらお話をされていました。
「何をされているのですか?」とたずねると「こないだのお礼に、金の鶴を折ってきたんよ」とのこと。この利用者様、折り紙やチギリ絵等の手作業がお好きな方で、どうも、昨日の散歩で郵便局に寄らせていただいた時に、手作りの傘をいただいた、とのことなのです。
そのお礼に、と、金色の色紙で鶴を折って持って来られたというのです。局員のお姉さんは、その事を大変喜んで下さり、昨日いただいた傘の小物達と一緒に、その金の鶴を飾ってくださいました。
「ちょうど、鶴とカメになったね!」一緒に飾っていただいた事に、また利用者様も大喜び。今までは「イケメンの局長さんに会いに行く」とばっかり言われていたのですが、この日から、「あのお姉さんに会いに行くよ!」に変わってしまわれました。
のんびり村米川は、地域との関係が凄く深く、太い施設です。その関係が、利用者様と地域の方々にまで浸透していくのを感じるのは、スタッフとしても大変嬉しい事です。いつもの顔馴染みの関係ですが、この出来事を通して、また新しい絆が産まれました。
郵便局の皆様、いつもいつも、色んな事にご協力していただき大変ありがとうございます。今後とも、宜しくお願い致します。