米川秋祭り【オリジナルキャラクター】
今年の秋祭りで、個人的にものすごく印象に残ったのが
この、2つのキャラクターは、ある女性スタッフの並々ならぬこだわりから生まれました。
当初は・・・・
「こんなんじゃダメダメダメ!私がやりたいのは、もっと本当にキャラクターとして、それだけで会場が盛り上がるもの!!」
後になって、制作途中の写真が無いことを、ものすごく悔やんだのですが、それもそのはず。この2体のキャラクターは、この女性スタッフと、縫い物が得意なスタッフがほとんど2人だけで、自宅で作り上げた物。ラフスケッチから始まって、試行錯誤を重ねて。休みの日はもちろん、夜勤明けの日も、プライベートな時間はほとんどこれの制作でつぶれてしまったんじゃないか?というくらい熱心に取り組んでいる様子でした。
頭部の丸い部分は、厚紙を3角に切った物を張り合わせ、これも何度も何度も作り直していました。
布の生地選びにも、相当な拘りようで、とくにクチバシ(?)の部分は、園芸用のオアシスからの削り出し成形。とにかく、全てにおいて時間が許す限り、一切妥協せずに作り上げたものなのです。
試作品からは考えられないくらいの進歩。もう、施設単体のイベントのクォリティーではありません。
会場も大いに盛り上がりました。
この着ぐるみの中は、相当に暑いはずなんです。実際、当日はお天気に恵まれ、半袖でいたスタッフも汗ばむくらいでした。
それでも、汗だくになりながら、出し物では踊り、空いた時間は子供達と遊び・・・体力的にはかなりキツかったと思います。
しかも・・・「のんびりお」くんの方は、こキャラクターの制作者だったのですが、夜勤明け。私も写真を撮りながら、いつか倒れてしまうんじゃないかとヒヤヒヤしながら見ていました。
それでも、最後まで、いや、お祭りが終わったあとも子供達のリクエストに応え、一緒に写真を撮ったり遊んであげたり。
この、中に入っていた2名のスタッフは、日頃の業務から、とにかく「利用者様の気持ち」を第一に仕事に取り組むスタッフです。いや、もちろんスタッフ全員がそうなのですが、特にこの2名は、利用者様が少しでも喜んでくださるなら、少しでも良い気持ちになれるのなら、どんなに小さな事でも拘って、妥協をしないスタッフです。そんな想いがカタチになって、お祭りを盛り上げてくれました。
実際、着ぐるみを脱いだ時の2人の姿は、汗だくで顔は真っ赤だし、本当に疲れきった様子でした。端から見たら、そんなに大変には見えなかったかもしれませんが、この2人と、制作に関わってくれたスタッフが、いかに大変な努力をしてきたか、頑張ってきてくれたか、どうしても皆さんにお伝えしたかったのです。
ほんとうにありがとうございました。お疲れさまでした。そして、来年もまた頑張りましょう!!