のんびり村秋祭り(食事篇)
さて、昨日開催された、のんびり村米川の秋祭り。そのご報告をここでさせていただこう、と思うのですが、なんといっても内容が多いんです。というか、個人的にお伝えしたいことが多すぎるんです。とにかく、このブログでも何度もお伝えしてきたように、のんびり村米川は地域との密着が一番の特徴です。この秋祭りは、その、地域の方々との繋がりの集大成的な行事であり、のんびり村のお祭り、というよりは「米川のお祭り」という言葉の方が合うかもしれません。特に露店の事に関してはそのほとんどが地域の方々のお力によって実現することができました。
ということで、今回はお祭りに無くてはならない、露店のお料理のお話です。
焼きそばに豚汁、焼きイカ等等、お祭りに欠かせないメニューを決めて、材料の決定から仕入れ、調理の段取りまで、そのほとんどを米川自治体のボランティアの方々が助けて下さいました。お祭りの前日に、公民館の調理場をお借りして、食材の下ごしらえです。業務時間中ですので、加われるスタッフも限られてしまいます。米川のお母さん達が協力して下さいました。
「え〜よ!なんぼでも手伝っちゃげるよ。何でも言いんさい」
ほんとうにありがたく、心強い皆さんのおかげで業務に支障をきたす事無く準備を進めて行く事ができました。
お祭り当日、手際よく調理用の器材を設置すると、昨日女性陣がこしらえてくれた食材を出して、いよいよ調理が始まります。
しかし・・・なんとまあ手際の良い事・・・、ほとんどプロ、いや、それ以上?
それもそのはず、皆さん、米川のサマージャンボリーや盆踊りでこれまで何度も露店をこなされて来られた方々だったのです。
イカやトウモロコシのタレも特性です。会場をいいにおいが漂います。
「わ〜、ええ匂いじゅあねぇ」「凄いね、こねえにようけえお店がでるんかね!」
いや、私も感じましたが、完全に介護施設が企画・開催するお祭りの域を超えてしまってます。
「焼き鳥をもうひとつちょうだい」「お、わしにも持って来てくれ!」
スタッフは大忙しです。でも、不思議とこういう時の、こういう忙しさって、めちゃくちゃ楽しいんです。
特に、普段は食の細い利用者様が「おかわり」されると嬉しくなってしまいます。
「こりゃ〜美味いのう」
その言葉だけで露店とテーブル間をダッシュするチカラが沸いてきます。
焼きそば、おにぎり、焼き鳥、トウモロコシに焼き芋、特製豚汁、フルーツポンチに焼きイカ、生ビールにドリンク類。いや、食材を発注する時は「こんなに頼んで、大量に余ったらどうしよう・・・」という心配があったのですが・・・
利用者様の予想以上の食べっぷりと、予想以上のご来場者に、1時を回った時点で、逆に「これ・・・食材足りるのか???」という心配に変わってきました。
厨房のスタッフが急遽3升ものお米を炊いて、おにぎりを追加してくれました。また、自治会の方が獅子肉を差し入れて下さり、緊急メニューの「米川産イノシシ肉ステーキ」が新たにメニューに追加。これがまためちゃくちゃ美味しい!
イノシシステーキは、来年の秋祭りでは看板メニューになるかも!
そんなこんなで、なんとか、なんとかお祭り終了までこぎ着けることが出来ました。
打ち合わせの時点で、いったいどのくらいのご来場があるか、予測出来なかった事が原因ではありますが、やはり「食べたい物が品切れ」というのは大きな反省点となりました。
ただ、あれだけの食材がなくなってしまうほど食べていただけた事、それだけ沢山の方が足を運んで下さったことは、本当に嬉しかったです。
残飯の少なさからも、いかに皆さんがしっかり食べて下さったかが伺われます。また、ゴミを分別しやすい様に袋をセッティングしてくれたスタッフ、その通りにゴミを捨てて下さった皆様のおかげで、後始末もあっという間に住ませる事が出来ました。
また、各機材の撤去も米川の皆さんが手際よく、ビックリするぐらい早い時間で済ませて下さいました。
露店の食事は、お祭りの主役と行っても過言ではありません。そのほとんどを地域の方々のボランティアで賄うことが出来ました。これには本当に感謝感謝です。本当にありがとうございました。
また、毎晩遅くまで食材の計算や計画を立ててくれた女性スタッフの皆さん、ありがとうございました。おかげで、素敵な、美味しい笑顔を沢山見る事が出来ました。