年が明けて、もう1週間が経ってしまいました。

遅くなりましたが、新年明けましておめでとうございます。寒い日が続きますが、どうぞ、お身体ご自愛ください。

さて、下松市の市街地はさほどでもなかったのですが、ここ米川はお正月から大雪にみまわれました。

この季節ならではの雪景色。それはそれで、見応えもあったのですが、予定していた初詣の計画が全て先送りになってしまいました。

その初詣に、今朝、出かけてきました。

今年は、例年と異なり花岡にある「花岡福徳稲荷社」にお詣りして来ました。

昨年、のんびりむら花岡から転属してきたスタッフが「雰囲気もいいし、車からのスロープもあるので」ということで決定。稲荷神社ならではの独特の雰囲気です。

すると、「私は子供の頃から、毎年ここにお参りに来てたの」

と言われる利用者さまが、「まず、ここでお線香とロウソクを買ってね・・・」とお詣りの手順を教えて下さいました。

この利用者様、ロウソクを立てる位置も「お決まりの位置」があるそうで、「自分がこのような身体になってしまい、もう来る事は無いだろうと思っていた。まさか、またここに来れるとは、夢見たい」と、大変喜んでくださいました。

他の利用者様も、朱色の鳥居や柱から醸し出される独特の雰囲気を気に入ってくださったようで、活き活きとした表情をみせてくださいました。

思い思いのお願いごと。中には1分以上も手を合わせておられる利用者様もおられました。

最後に、スタッフと一緒に「おみくじ」を引きました。これも、皆さん真剣な表情で読まれておられました。

初詣は、大人数で一気に行かず、数名ずつ、何度かに分けて行く様にしています。下松市内には多くのお寺や神社がありますが、その選択は、駐車場があるか、車椅子のスロープはあるか、トイレは手摺の付いた洋式か、等、そういう観点でのみで選んでしまいがちですが、今回、この花岡福徳稲荷を、こんなにも喜んで下さる利用者様がおられた。そういう思い入れのある場所がある利用者様も少なくないはずで、せっかく出かけるのなら、やはりその利用者様が一番喜んで下さる場所に行きたい。

これから、春になると、またお花見やピクニック等、外出の機会が増えてきます。初詣だけでなく、そういう企画でも、可能な限り利用者様の希望に沿った場所選択が出来たらいいな、と思いました。

外出だけでなく、今年は、もっともっと個別に、お一人おひとりの要望を、しっかり叶えていけるような介護を目指したいと思います。

今年も宜しくお願い致します。