イルミネーションドライブ
あっというまにもうクリスマス。そして、大晦日、お正月・・・。師走とは良く言ったもの本当に時間が経つのが早いです。
気温の低い日が続いていますが、のんびり村では、グループホームの利用者様と、小規模の、連続宿泊利用者様を主な対象とした、イルミネーションドライブに出かけて来ました。
夜間の外出企画は、蛍狩りと盆踊り、そして、このイルミネーションドライブぐらいです。スタッフの勤務時間帯等の事を考えると、なかなか夜に外出する、というのは実現が困難なのですが、「なんとか、このクリスマスの特別な雰囲気を利用者様に感じて欲しい」という思いの中、実現出来ました。
驚いたのは、ある利用者様が「去年よりキレイじゃのう」と、何気なく発された一言。認知症を患われておられる方は、認知症にかかる以前の記憶は比較的しっかりされているのですが、それ以降の出来事というのは、なかなか覚えておく事が困難だとされています。
そんな中で、発されたこの言葉。やはり、強く印象に残る出来事というのは、覚えておいてくださるのだな、と実感しました。
なにも、おおがかりな特別な行事でなくとも、こういう、ちょっとした外出で良い気分転換が出来、季節を感じていただく事の大切さ。
この日も、気温は低く、寒い夜だったのですが、利用者の皆様全員笑顔で、「キレイじゃね」「楽しいね」と繰り返しておられました。
一年が過ぎても、思い出として覚えていて下さる様な素敵な時間。ひとり一人の想いを大切にして、一つでも多くの思い出が増えよう、努力して行きたいと思います。