1266

そうめん流し

あるスタッフが、何気なく利用者様に尋ねた一言・・・

「今、何が食べたいですか?」

「そうめんが食べたいね」

そんな会話から、「よし、そうめん流しをしよう!」そう思い立ったのが約1週間前。自治会の方々のご協力もあって、着々と準備が進み、梅雨の中、なんとかお天気が大丈夫そうな本日、のんびり村米川初の「そうめん流し」が開催されました。

それでも、午前中は雨が降ったり止んだり。多少の雨なら決行しよう、ということで公民館からテントもお借りしてきました。

外での準備中、室内ではそうめんと一緒にいただくおにぎり作りが行われていました。利用者の皆様、本当に楽しみにしておられ、準備中も笑顔が絶えません。

お料理のお手伝いは、よくして頂いているのですが、やはり今日はいつもと異なる雰囲気の中、大変活気のあるご様子。

おにぎりが完成したら、準備の整った会場へ。

実は、この竹も昨日利用者の皆様と一緒に節を落として磨いた力作なんです。ご自身で準備した竹にそうめんが流れてくる、という事も作業に参加された利用者様にとっては大きな達成感を感じていただけたと思います。

流れる水の速さを確認しながら、いよいよ「そうめん流し」の始まりです!

まあ、だいたい予測は出来ていたのですが、皆さん、よく食べられます。本物の竹の香りが、またひと味変えてくれます。

ご自身で準備した食材、ご自身で磨かれた竹を流れてくるそうめん、やらせではない、本当の役割や目的を持っていただいて、利用者様とスタッフ全員で作り上げたいった「そうめん流し」というイベント。利用者様にもその達成感を感じていただけているのが伝わってきます。

そんな雰囲気ですので、食欲にも更に拍車がかかり、なかなかそうめんを思ったように掴めないある利用者さまは・・・なんとコップで塞き止めてそうめんを・・・

とにかく皆さん、よく食べて下さいました。スタッフにとっては、こうやって普段の食が細い利用者様もしっかり食べて下さる、という事が更に達成感を感じさせてくれます。

何気ない会話から企画の始まった今回の「そうめん流し」。急ピッチで進められたイベントでしたが、自治会や公民館のご協力を得て、なんとか「成功」と言える物に仕上がったと思います。

このイベントの中心となって動いてくれたスタッフは、本当に大変だったと思います。おかげで、素敵な笑顔をたくさん見る事が出来ました。

竹を切って下さった自治会の方や、テントや椅子等を貸して下さった公民館、本日参加して盛り上げて下さった郵便局の方々、本当にありがとうございました。

のんびり村米川、初の「そうめん流し」としては成功、でしたが、すでに「来年はもっとこうしよう」「こういう風にした方が良かった」等の声も挙ってきています。来年は、もっともっと利用者様と一緒に楽しめる、完成度の高い「そうめん流し」になると思います。ご期待下さい!