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ダイバージョナルセラピー養成講座

弊社ホームページでも紹介させていただいていますが、ホームケアサービス山口では、ダイバージョナルセラピーを導入し、より質の高い介護を目指しています。
その、ダイバージョナルセラピーワーカー養成講座に、今回米川からも杉山・河口の2名が参加してきました。この養成講座には、第4期から参加させていただいており、今回が第8期になります。今回の会場は大阪で、受講料、交通費や宿泊費等は、全て会社が負担してくれます。

講座は、全8日間のプログラムで構成されており、のんびり村によく来て下さる芹澤理事長をはじめ、順天堂大学の島内憲夫教授(日本ダイバージョナルセラピー協会副理事長)、広沢正孝教授、水野基樹准教授、松山毅准教授、追手門学院大学の新野三四子教授(日本ダイバージョナルセラピー協会監事)、岡山大学の長谷川芳典教授(日本ダイバージョナルセラピー協会副理事長)、広島国際大学の田中秀樹教授、独立行政法人理化学研究所チームリーダーの片岡洋祐先生と、錚々たる顔ぶれの講師陣で行われます。

ここで、ヘルスプロモーションやスリープマネージメント、更には脳科学的な観点から考えた認知症への理解等、ダイバージョナルセラピーを実践するにあたって必要な概念をしっかりと学習します。実際に講座に参加したスタッフは、特に脳科学の講が強く印象に残ったようで、私にも熱くアツく、その必要性を語ってくれました。

また、弊社は介護事業部設立後、日本国内ではかなり早い段階でダイバージョナルセラピーを取り入れており、本場オーストラリアでもその名前は頻繁に取り上げていただいています。そんな中、古城常務が講座後に会社組織の紹介や、具体的な取り組みについて解説する機会もいただきました。


全日程が終了後、全国各地から集まった受講生で仮装パーティーを開き、交流を深めて来た、とのことで、介護に対し、同じ志しを持ち奮している仲間との会話も今後の大きな糧となったようです。

実は、この日の2日前は芹澤理事長のお誕生日でもありました。ちょっとしたサプライズ的な演出をしてみた、との事で、大変喜んで下さったようでした。

ダイバージョナルセラピーを取り入れていなくても、その施設ごとで何かしらのポリシーを持って介護に携わっていると思います。ただ、脳科学や生活文化、社会背景を深く理解し、その知識をもって、裏付けや、根拠を芯にして利用者様と関わって行くのは、本当に大きな差が生まれて来ると感じました。

ただ楽しく過ごしていただくだけではない。

ただ笑っていただくだけではない。

利用者様にとって、本当に価値があり、生き甲斐を感じる事の出来る介護をして行く為に、必要不可欠な知識であると思います。今回参加したスタッフから受け継ぎながら、いつか私もダイバージョナルセラピーワーカーとして、この仕事に取り組んで行きたいと思います。